静かに

尊重したいと思うほど、複雑な気持ちになる。本人のみが知ること。本人のみが分かること。無責任な正義は不要。死ぬなと言うのは簡単だ。でも、人には人の苦痛と限界がある。誰も代われない。できるだけ多くの選択肢と共に手を差し伸べられたら良いけれど、それでも最後に決断するのは他でもなく本人だ。自由になる自由。人類の過ちを考えればこそ、私はそれを否定できない。どんなに逆を願っても、だ。切ない。