存えるために命を削っている。本末転倒も甚だしい。自由を得るための営みが不自由。産声を上げた瞬間からそうだ。馬鹿馬鹿しくなる。やっとの思いで有り付いた快楽も刹那。無責任が恋しい。持て余した頭も体も今直ぐに棄ててしまえたら差し当たり万々歳だ。…
今まで当然に在ったものと、突然に、しかし永遠に引き離されてしまう不条理が、明日我が身に降り掛かったら。互いに命を通わせられる尊さを今、確かめていたい。
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