別解で答え合わせ

絶望を見たら、孤独を知ったら、誰かの体に温めてもらいたい。裏表の無い日常を、誰かの心と分け合いたい。僕のことを愛してくれる誰か。存在するのだろうか。他に贅沢が許されるなら、飾らない可愛げと佇まいの美しさを求める。性別はどちらでも好い。ただ、二人の間柄に限定して言うと、同性との方が典型に呪縛されずに暮らせそう。個人的な趣味嗜好にも敵う。四十を過ぎたら未知数だけれど。本当に欲しいものは一つだった。フェラーリも要らない。