曖昧

黄昏以降の空気が、日を追って冷え澄んできている。金木犀の芳香に言葉を当てられないのは、哀愁か怠慢か。部屋の照度を空に合わせるなど。秋は短く、どう在るのが正解かも不明。もう3ヶ月寝るとお正月。生きた。「一人」と「独り」を行ったり来たりする単調な生活の中で、何時しか依存から解放されていたようだ。