需要供給曲線

ここ暫く辟易している。桜井和寿氏の金言「愛とは想像力」を反芻しながら。自分自身、他者が経験し得る痛みや喜びを成る丈推察し、飽くまで正直に言葉や振舞を選びながら、それなりに取り計らっている積もりだった。実際、部分的には認め赦されていたかも知れない。けれど、間違った解釈/表現も多分にした。拗らせた。煩わせた。だのにわかった気になっていたのだ。下を見て安堵していた節も大いにあるだろう。そして不安や得意をのうのうと主張しては、自らを守ろうとしていたように思う。利己の権化。関係に甘えるのは結構だが、客観性を欠いてはならないのに。などと猛省しつつ、かなしさとさびしさが綯い交ぜられていく。

時宜に適って『誰かの願いが叶うころ』が流れる。宇多田ヒカルの包容力たるや。